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機械設計

2026.10.06

最新のセンサ製品・センシング技術が集結 「センサエキスポジャパン2026」開催

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 センサ製品やセンシング技術に関する専門展「センサエキスポジャパン2026」(主催:産経新聞社)が9月16日~18日の3日間、東京ビッグサイトで開催された。81社・団体が94小間で出展し、3日間に6,605人が来場した。ここでは各社の出展製品を紹介する。
 KOAは、多様なセンサを参考出展した。傾斜センサ(写真1)は、産業機械や橋梁、高架などの傾きを検知できる。55×50mm(高さ36mm)のサイズで、電源・配線工事が不要なワイヤレス(無線通信・電池式)とした。リアルタイム計測および長期・遠隔モニタリングが行え、産業機械では、据付時の水平確認や設備の傾きの長期監視などの用途を想定する。極低温温度センサは、燃料電池車や水素インフラ向けに、-253℃からの温度測定、80MPaの高圧水素中での測定が可能。切削液やゴム部品において硫化腐食の進行度を検知する硫化検知モジュールや、オフィスや店舗、工場内の気流の動きを可視化する多点風速計なども出展していた。
写真1 小型でワイヤレス対応の傾斜センサ(KOA)

写真1 小型でワイヤレス対応の傾斜センサ(KOA)

 愛知製鋼は同社の高感度磁気センサ「MIセンサ」を活用した異物検査装置のデモ機を出展した(写真2)。同装置にはMIセンサを幅方向に複数配置した磁気計測ユニットを搭載。ベルトコンベヤで1m/secで高速搬送される検査対象物でもワンスキャンで測定でき、50μm級の微小な異物(鉄やステンレスなど磁性を有する異物)でも検知から位置の特定まで行える。電池部材をはじめ、樹脂、ゴム、ガラス、フィルムなどの製造ラインでのインライン検査への導入のほか、高感度な磁気検出技術を活かした新たな用途についても探っている。
写真2 高感度磁気センサを活用した異物検査装置(愛知製鋼)

写真2 高感度磁気センサを活用した異物検査装置(愛知製鋼)

 ダイキンファインテックは、「PICLIA 圧電ワイヤーセンサー」を出展した(写真3)。センサ径φ0.8mmで、120℃の耐熱性を備えている。対象物の形状に追従した取付けができ、広帯域 (0.1Hz~MHz)のセンシングが可能。圧力や振動、衝撃、曲げ、ねじり、ひずみ、バイタル信号などを検知できる。ブースでは、曲面や狭小空間などへの取付けが可能な利点を活かして、部品や設備の振動状態の変化を検知する予防保全での活用を提案していた。フレキシブルな布状のリボンに同センサと静電容量センサを内蔵した「PICLIAリボンデュアルセンサー」は、介護分野において、ベッドからの離床の検知用として実績がある。
写真3 極細線の「PICLIA 圧電ワイヤーセンサー」(ダイキンファインテック)

写真3 極細線の「PICLIA 圧電ワイヤーセンサー」(ダイキンファインテック)

 イナバゴムは、「3D曲面追従型圧力分布計測システム」を出展し、デモした(写真4)。同社の厚さ0.1mmの薄型感圧導電ゴムセンサ300個を伸縮可能な基板構造でシートに内蔵した。シート形状なので、円柱や円すい形状など丸みを持った立体物、複雑な曲面や柔らかな部分にかかる力の分布状態を測定できる。シートは曲げただけでは反応せず、押すなどして力が加わったときにだけ出力する。
写真4 「3D曲面追従型圧力分布計測システム」のデモ(イナバゴム)

写真4 「3D曲面追従型圧力分布計測システム」のデモ(イナバゴム)

 リンテックは、カーボンナノチューブ(CNT)接触センサ、同伸縮センサを出展。CNTの糸を活用した開発品で、耐久性に優れている点を訴求した。接触センサ(写真5)は、伸縮性のある繊維にCNTの糸を編み込み、微小な接触でON/OFFの検知が可能。接触試験10万回をクリアしたという。ロボットハンドの接触部分や衝突センサ、折り曲げや伸縮が必要な可動部分への配線材として活用できる。伸縮センサは、より可動部分が多く、柔軟性が求められる箇所での検知や信号線として活用できる。炭素素材のため、酸やアルカリにも強い。
写真5 カーボンナノチューブ(CNT)接触センサ(リンテック)

写真5 カーボンナノチューブ(CNT)接触センサ(リンテック)

 レプトリノは、切削動力計を出展した(写真6)。動力計の上に固定したワークの加工時の切削負荷や工具にかかる負荷を計測できる。並進力Fx・Fy・Fzの3成分と、圧中心での垂直軸周りのねじりトルクTzを検出する。ひずみゲージを使用したセンサが組み込まれており、動力計内部でAD変換と力演算を行っているため、周辺機器を必要としない。パソコンにUSB接続するだけで簡単に計測することができる。サイズなど顧客ごとの特注品にも対応する。また、超微細加工などに向けて、パラレルリンク機構を採用して感度を上げたフォースプレートも出展していた。
写真6 切削動力計(左)とフォースプレート(右)(レプトリノ)

写真6 切削動力計(左)とフォースプレート(右)(レプトリノ)

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