icon-sns-youtube icon-sns-facebook icon-sns-twitter icon-sns-instagram icon-sns-line icon-sns-tiktok icon-sns-etc
SEARCH

展示会

2026.10.29

〈展示会レポート〉JIMTOF2026開幕 各社が提案する最新技術を紹介

  • facebook
  • twitter
  • LINE

 世界最大級の工作機械見本市「JIMTOF2026(第33回 日本国際工作機械見本市)」[主催:(一社)日本工作機械工業会、(株)東京ビッグサイト]が、10月26日(月)~31日(土)の6日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されている。出展規模は1,134社・4,422小間。出展各社からは工程集約やフィジカルAI、自動化・省人化、省エネ・環境対策など、最新のモノづくり技術が提案されている。

牧野フライス製作所

 牧野フライス製作所は、新たに発売した立形マシニングセンタ「V600」を展示した。20,000回転主軸を搭載。工具輪郭を測定し工具の誤差を機械が補正して加工を行う。従来機と比べて加工エリアを38%、最大積載質量を50%それぞれ拡大した。ブースでは、V600で加工したヒューマノイドアウターパネル向けのプラスチック金型サンプルを展示。あえて仕上げ工具13本を用いて加工し、工具間段差2.3μm、形状精度5μm以下を実現できたことをアピールした。(『型技術』編集部)

安田工業

 安田工業は、DDモータ駆動の5軸テーブルユニット「RT20」を搭載した微細5軸加工機「YMC650」を展示した。全軸リニアモータを採用。切削と研削の2つの加工を1台の機械で行える。半導体・医療向けなどの高精度金型の加工に向く。同機を用いてパンチ金型の立壁部を研削で、角部を切削でそれぞれ加工するデモを披露した。同社は「コト売り」に注力しており、ブースでは同機で示した工程集約のほか、超硬直彫りによる工程短縮や機械加工による磨きレスなどのソリューションをアピールした。(『型技術』編集部)

DMG森精機

 DMG森精機は、新たに開発したガントリーローダロボット「GX Flex」と、ターニングセンタとマシニングセンタを融合させた複合加工機「NTX 2500 3rd Generation」、パレットストレージなどを組み合わせた自動化・工程集約の提案を行った。GX Flexがパレットストレージからさまざまなワークや、加工機の工具、搬送用の爪などを機械の上方部分を移動して運搬し自動交換を行う。段取り替えをなくし、より高いレベルの自動化を実現する。(『型技術』編集部)

西部電機

 西部電機は、水式ワイヤ放電加工機「MM75UP」と油式ワイヤ放電加工機「M35LP」を展示した。MM75UPは各軸移動量750×500mmの大型ワークに対応しながら±1μmの高いピッチ加工精度を実現。内蔵するソフトウェアの変更を行い、タブレット上のアイコンを選択することで加工指示が行えるようにし、経験の浅い作業者にも扱いやすくした。ブースでは、精密ワイヤ放電加工機「MEX15」のパネル展示を行い、MTフェルール用金型のφ0.126mm穴にφ0.05mmの精密細線ワイヤを通す体験コーナーも設置した。(『型技術』編集部)

ソディック

 ソディックは、新たに発売したリニアモータ駆動の精密形彫り放電加工機「A40G」を展示した。軸の剛性を従来品より高めたことで加工の安定度が増した。また、従来はオプションだった半導体封止材金型の加工などの大面積電極対応機能を標準装備。ブースでは同じく新発売の精密形彫り放電加工機「A60G」で加工を行った半導体封止材金型を展示した。さらに、レニショー製のプローブを取り付けることで機上で自動計測と電極芯出し自動化が行える機能をオプションで選択でき、ブースではその電極芯出し自動化のデモを披露した。(『型技術』編集部)

オークマ

 オークマは、参考出展として立形マシニングセンタ「MB-46VEⅡ」とAIエージェントを組み合わせたソリューションをアピールした。AIがNC装置や周辺ソフトと連携し、情報収集や分析、改善提案を自律的に実行。例えば夜間の無人稼働時の状況やアラームが出た際のトラブルシュートなどについてチャット形式で質問することで報告・提案を行い、経験の浅い作業者のサポートを行う。2027年度中にモニターの協力を得て実証を進め、2028年度での公開を目指すとする。(『型技術』編集部)

三井精機工業

 三井精機工業は、新たに発売した高精度ジグ研削盤「J370G」を展示した。従来機「J350G」の後継機で構造解析を抜本的に見直し、真円度・円筒度を追求。砥石自動切込みストローク(U軸)を-3~+50mmから-20~+50mmに拡大したことで自動化をより効率良く行えるようにしたほか、大径穴や深穴、複雑形状のジグ研削への対応力を高めた。ブースでは、同機を用いた穴加工の仕上げのデモを披露した。(『型技術』編集部)

新日本工機

 新日本工機のブースでは、機械の実機の展示は行わず、「半導体」、「航空・宇宙」、「自動車」、「建機・造船」、「重電・エネルギー」、「鉄道」の6つの分野において採用されている同社の工作機械のパネル展示などを行った。自動車分野では門形5面マシニングセンタ「DCⅡ」の紹介とともに同機で加工した自動車のサイドパネルアウター金型を展示した。重電・エネルギー分野ではデータセンターに設置される非常用発電機向けの巨大なシリンダーブロックの加工事例を展示。この分野の需要が最近多くなっているという。(『型技術』編集部)

岡本工作機械製作所

 岡本工作機械製作所は、精密平面研削盤「PSG63SA1」を展示し、動機と併せた参考出品として、AI加工条件アドバイス機能「Quick Knowledge」をアピールした。加工状態をAIがデータベース化し、再現性のある加工条件を保存・蓄積する。同社の研削盤の中でも広く普及している同機での適応を想定し既存設備へのレトロフィット可能な形で開発を進めており、2027年度のリリースを目標にしているとする。(『型技術』編集部)

ミツトヨ

 ミツトヨは、CNC3次元測定機用の粗さ測定用プローブ「SURFTEST-R」を今回初出展した。同社では初めて内製によって製作したプローブ。C軸回転によって首振りができるので、複雑形状でも段取り替えすることなく底面や曲面などの粗さを測定することができ、測定工程の迅速化に寄与する。ブースではヘリカルギアの粗さ測定のデモを披露した。(『型技術』編集部)

関連記事