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型技術

2025.10.01

東京精密、グループ企業の名古屋新工場でプライベートショーを開催

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 東京精密は、9月18日(木)と19日(金)の2日間、同社グループ企業である東精エンジニアリング(茨城県土浦市)の名古屋新工場(愛知県東郷町)に併設した同社中部計測センターでプライベートショーを開催した(図1)。16日(火)開催の関連イベントを含め約1,000人が会場を訪れた。
図1 展示会場の様子

図1 展示会場の様子

 新工場は今年8月に完成。敷地面積3万5,887m2、延床面積1万3,134m2の地上2階建てで、半導体ウェハを薄く削るグラインダーや各種機械に組み込む専用測定機などの製造を行う。一方、同センターはショールームとして、3次元座標測定機や非接触形状測定機、表面粗さ測定機などの製品を常設展示し、ユーザーへの測定評価・操作体験の提供、およびソリューションの提案などを行う施設とする。また、約100名が収容可能なセミナールームを備え、技術セミナーや研修の開催も可能とした。

 プライベートショーでは、新たな同社製品および同社取扱い製品をアピールした。表面粗さ・輪郭形状測定機「SURFCOM NEX 200 DX2-T」(図2)は、検出器を支える駆動部を±45°傾けることが可能で、傾けづらい大型ワークの測定が容易となるほか、ワークの角度や位置を都度変更する手間が省けるため、測定の省人化にも寄与する。また、X軸にリニアモータを採用したことで振動の抑制や保全作業の削減を実現した。
図2 SURFCOM NEX 200 DX2-T

図2 SURFCOM NEX 200 DX2-T

 カールツァイス社製3次元座標測定機「ZEISS SPECTRUM」(図3)は、従来機「ZEISS CONTURA」の上位機種。同製品に対応した新開発の小型スキャニングプローブ「VAST XXT TL3 compact design」は、従来品と比較してコンパクト設計にしたことで高さや幅のあるワークを測定しやすくした。また、ラインレーザープローブ「LineScan」シリーズに新モデル「LineScan One」を加え、ラインナップを拡充。従来モデルと同様の精度でより広い範囲を測定できるとする。

 同展ではこれらの製品の機能や、ギア測定における同社技術などを紹介するセミナーも開催した。
図3 ZEISS SPECTRUM

図3 ZEISS SPECTRUM

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