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展示会

2026.02.24

最新の3Dプリンタや材料、造形品などが集結 「TCT Japan 2026」開催【Part 2】

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3Dプリンティング、AM技術の総合展示会「TCT Japan 2026」が1月28日~30日の3日間、東京ビッグサイトで開催された[主催:JTBコミュニケーションデザイン、Rapid News Publications]。126社/団体が出展し、3日間で4万5,202人が来場した(同時開催展合計)。 最新の3Dプリンタや材料、造形品などが各社から出展された。

桜井製作所

 桜井製作所は、エンジニアプラスチック対応ペレット式など自社開発の3Dプリンタを展示した。「HERO MINI-O」(写真1)は樹脂原料のペレット対応でエンプラ、PETなどでの造形が可能。ペレットを直接溶かして積層造形することでコスト低減と高速大量造形が可能。最大造形サイズは幅100mm×奥行100mm×高さ100mm。同シリーズでは、サポートレスで5軸成形が可能となる製品も参考出品していた。また、大型造形用「HERO1000」(最大造形サイズ 幅1000 mm×奥行1000 mm×高さ1000mm)で造形された大型チェア(写真2)も注目を集めていた。原料には木質ペレットを使用。
写真1 エンプラ対応小型3Dプリンタ「HERO MINI-O」

写真1 エンプラ対応小型3Dプリンタ「HERO MINI-O」

写真2 木質ペレットを使用して造形した大型チェア

写真2 木質ペレットを使用して造形した大型チェア

NTTデータ ザムテクノロジーズ

 NTTデータ ザムテクノロジーズは、独EOS社製産業用金属AMの3Dプリンタの新製品「EOS M4 ONYX」を展示した。エネルギー、宇宙、防衛、航空、半導体などの実生産ラインで部品を量産する用途で使用されることを想定している。レーザー粉末床溶融結合 L-PBF方式を採用し、最大造形サイズは 幅450mm×奥行450 mm×高さ400mm。大型部品や複雑形状の一体造形に対応する。チタン、ニッケル、ステンレスに対応。ブースでは、造形例として時計の外装部品を展示していた。
写真3 チタニウムを使用したEOS M4 ONYXの造形例

写真3 チタニウムを使用したEOS M4 ONYXの造形例

クリアリティ・ジャパン

 クリアリティ・ジャパンは、AIを活用して写真データを3Dプリント用データに変換し造形できる3Dプリンタ「Creality SPARK i7」(写真4)を展示した。熱溶解積層方式を採用し、造形サイズは幅260mm×奥行260mm×高さ255mm。個人がフィギュアを製作するようなホビーとしての用途を想定している。同社は2014年に設立された中国企業Creality 3D Technology社の日本法人。これまでに20万円代までの低価格の製品を提供し、3Dプリンティングの裾野拡大を図ってきた。
写真4 個人が手軽に使えることをうたった「Creality SPARK i7」

写真4 個人が手軽に使えることをうたった「Creality SPARK i7」

スリーディー・システムズ・ジャパン

 スリーディー・システムズ・ジャパンは、米3D SYSTEMS製産業用3Dプリンタ「Figure4 Standalone」(写真5)を展示した。100mm/hの高速プリントが可能で、設計の検証、少量生産の部品製造、治具や固定具の製作などさまざまな用途に使用できるという。造形サイズは幅124.8mm×奥行70.2mm×高さ196mm。鋳造や射出成形で製造したような外観と耐久性を備えた部品を製造できる剛性材料や耐熱材料など多彩な材料に対応する。
写真5「Figure4 Standalone」で造形した複雑な形状の部品

写真5「Figure4 Standalone」で造形した複雑な形状の部品

ニデックマシンツール

 ニデックマシンツールは、3Dプリンタの材料に月の資源を使って月面での拠点基地を建設する研究について展示した(写真6)。これはレーザー光による積層造形物作成法の1つであるエネルギー堆積法により建築資材を作成するというもの。レーザー光の焦点位置に月の砂を空気圧で供給して、それを溶かしてステージ上で掃引する積層する作業を繰り返して建築素材を製作する。これは令和4年度「宇宙開発利用加速化戦略プログラム・宇宙無人建設革新技術開発」の一環として、国土交通省の委託を受けてゼネコンの大林組が実施した。ニデックマシンツール製3Dプリンタ「LAMDA200」を使用した。展示された建築資材には月の模擬砂が使用された
写真6 月の模擬砂を使って「LAMDA200」で製作した建築資材

写真6 月の模擬砂を使って「LAMDA200」で製作した建築資材

イグアス

 イグアスは台湾phrozen社製3Dプリンタ「Sonic Mega 8K V2」(写真7)を展示した。光造形方式を採用。幅330mm×奥行185mm×高さ400mmの造形サイズで、大型のモデルを一度に製作できる。自動レジン充填機能も備え、手作業によるレジン補充やプリントの途中で樹脂が不足する事態を防げる。
写真7 大型のモデルを造形できる「Sonic Mega 8K V2」 

写真7 大型のモデルを造形できる「Sonic Mega 8K V2」 

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