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展示会

2026.05.21

<展示会レポート>機械工業見本市「MEX金沢2026」が開催!

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 金属工作・加工機械やその関連機器が一堂に会する展示会「MEX金沢2026(第62回機械工業見本市金沢)」が5月14日~5月16日の3日間、石川県産業展示館(石川県金沢市)で開催された。主催は(一社)石川県鉄工機電協会。
各種工作機械や鍛圧機械、工作機器、切削工具、自動化・省力化機器のメーカーや商社など279社・団体が出展し、新製品や運用のポイントなどを紹介し、生産性向上を支援する技術の提案を行った。特に工作機械メーカーでは従来のトレンドを引き継ぎ、「自動化」や「工程集約」など現場の人材不足の課題に応えるソリューションを強くアピールした。3日間の開催期間で、計3万3,181名が同展を訪れた。

中村留精密工業

 中村留精密工業は、新製品の複合精密CNC旋盤「AS-200L」を初公開した。2024年12月に国内販売を開始した「AS-200」のロングベッドモデル。省スペースを実現しつつ最大φ290×570mmのワークの加工が可能。オプションで「又兵衛」と呼ばれるR側サブ主軸を搭載でき、L軸主軸での加工後に機内で受け渡しを行い、ワークの背面加工を行うことができる。ブースでは切り込み4~5mmの重切削加工のデモを披露した。

高松機械工業

 高松機械工業は、同展が初公開となるCNC精密旋盤「AT-1」を展示した。同社のCNC旋盤「GSL」シリーズの後継機。設計のコンセプトは、コンパクトと操作性の向上。15インチの大型液晶操作パネルを搭載し入力のしやすさを追求したほか、主軸芯高960mmの低重心構造で小柄な作業者でも扱いやすくした。「昨今の女性の現場作業者の増加に対応した」(担当者)。

ヤマザキマザック

 ヤマザキマザックは、複合加工機「INTEGREX j-200 NEO」を展示した。従来の「jシリーズ」から加工能力を高め、稼働中の消費電力などが確認できる機能「エナジーセーバー」を搭載し省エネにも対応。ミル主軸は1°ごとの割り出しが可能で、さらにハイパフォーマンス仕様では0.0001°割出しを実現。1本のツールで外径加工や端面加工、斜め加工に対応する。「ハイエンド機種のINTEGREX iシリーズを使った加工をjシリーズでも可能にすることを目指した」(担当者)。

オークマ

 オークマは、次世代ロボットシステム「ARMROID」をCNC旋盤「LB3000 EXⅢ」と組み合わせて展示した。旋盤の加工室内にロボットアームをビルトイン。ロボットアームの先端に搭載する数種のエンドエフェクタを切り替えることで、加工中のワークを背面から支持することでびびりを抑えたり、切りくず除去や機内清掃を行ったりできる。また、ワークストッカーを用いることで夜間の無人加工も可能になる。ブースではシャフトワークの加工のデモを披露した。

ブラザー工業

 ブラザー工業は、今年1月に発売を開始した5軸加工対応の横形30番コンパクトマシニングセンタ「SPEEDIO HU550Xd1」を出展。大型の傾斜ロータリーテーブル搭載により、⌀680mm×400mmの広い治具エリアを実現。
コンパクトながら自動車産業を中心とした大型化や複雑化する部品加工に対応する。また、横形の特徴を生かし高い切粉排出性を発揮。大物ワークの搭載を可能にしながら、省スペース設計により工場内のレイアウトがしやすく、スペースを有効活用できる。ブースではステアリングラックハウジングの加工サンプルも展示された。

シチズンマシナリー

 シチズンマシナリーは、ロボットシステム「FA Friendlyタワータイプ」をCNC自動旋盤「Cincom L20x」と組み合わせて展示した。ロボットアームが、機外搬出装置により搬出されたワークをピックアップし、ワークの洗浄や収納などが行える。タワー型でロボットを上部に設置したことで下部の空いた空間を活用できる。また、L20xでは同社独自の制御技術「LFV」を搭載。低周波振動によってX軸・Z軸を切削方向に振動させることで切りくずを細かく分断し、不良の発生を抑える。

三菱電機

 三菱電機は、2025年に発売したワイヤ放電加工機「MG 12R」を展示した。MGシリーズは同社の従来品「MVシリーズ」の後継機として、「誰でも簡単に高品位加工」、「止まらない」、「省エネ」の3つのコンセプトで開発。過去に別機種で作成した加工プログラムをボタン1つで同社の加工最適化AI技術「Maisart」に適応したプログラムに自動変換できる機能「1 Push Technology」を搭載。また、電力消費割合が高いポンプの出力を、加工液やフィルターの状態に応じて自動調整する省エネ機能も備える。

ソディック

 ソディックは、同展に多く訪れる学生に向けた企業PRに力を入れる展示を行った。ブースにはリニア駆動ワイヤ放電加工機「VN400Q」を設置し、説明員が訪れる学生らに放電加工の仕組みなどを解説。石川県に生産工場をもつ企業として、Iターン・Uターン就職を検討する学生に企業の魅力や技術の高さをアピールした。ブースには説明員の話を興味深く聞く学生の姿が多く見られた。

MOLDINO

 MOLDINOは、超硬ねじ切りカッター「エポックDスレッドミル」を展示した。従来はドリルとタップの2本を使う必要があったねじ切り加工が1本で行える。また、従来に比べて有効ねじ部を長くつくることも可能。ブースでは60HRCのSLDにねじ切り加工を行ったワークをアピールした。「2010年代の発売以来のロングセラー製品だがいまでも新規顧客が見つかるケースがあり、裾野が広い製品と捉えている」(担当者)。

NKワークス

 NKワークスは、WTO社の高速回転工具ホルダー「クールスピードMAX」を初出展。スルークラントの圧力を利用して最大 60,000 rpm の回転速度を実現。「クールスピードmini」に比べ、刃物の交換がしやすくなり、パワーアップ。ワイヤレス速度モニタリング装置も搭載された。

マパール

 マパールは、3Dプリンタを活用した油圧式クランプ ハイトルクチャック(スリムタイプ)を展示。一体成形によりパーツを組み合わせる必要がないため、先端3°テーパのスリムな先細形状を実現。油圧クランプ技術により微細な形状加工が可能に。優れた同芯度により、干渉せずに加工ができるため刃物が短くてすむ。

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