ソディックは、11月7日、加賀事業所(石川県加賀市)において同社が展開する金属3Dプリンタのプライベートショーを開催した。
第8工場の展示会場では、金属積層造形から切削仕上げ加工まで1台で行える「OPM250L+」や、4つのレーザー発振器を備え従来比4倍の高速造形が可能な「LPM450」などが展示され、造形デモが披露された。また、会場では金属3Dプリンタの周辺機器・技術を展開する企業も出展。新東工業は、PBF方式金属3Dプリンタの造形後に必要となる未溶融金属粉末の除去が安全に行える粉落とし装置をアピールしたほか、三光化成(東京都板橋区)はソディック製「OPM350L」を用いて製作した3次元エアー冷却回路を備えた金型用冷却部品を展示した。
また、第1工場では、ユーザー企業・団体が金属3Dプリンタの活用事例などを紹介するセミナーを開催。伊福精密(神戸市西区)は、同社のデータ活用サービス「デジタル倉庫サービス」で提供するリバースエンジニアリングにおいて金属3Dプリンタを活用した事例を紹介。また、日本精機(名古屋市守山区)は、ダイカスト金型設計における金属積層造形の標準仕様化を目標に掲げ、同社が提供するAMソリューションを紹介したほか、3D水管の研磨液や洗浄液など周辺製品などもアピールした。