チロリット・ジャパン(東京都品川区)は11月28日、日本市場向けの新たな製品を発表する「チロリット・ジャパン トレードレンジ2026」を都内で開いた。
チロリット・ジャパンは世界大手の研削・研磨工具メーカーのチロリット(オーストリア)の日本法人で25年1月に設立。日本と海外ではグラインダーの出力や要求されるものが異なるため、日本市場にあった製品を調査してきた。
発表会では日本市場向けに使用感を追求した電動グラインダー用砥石の新製品「切断砥石」、「フレキシブル砥石」、「フラップディスク砥石」の3種を紹介、26年1月に販売を開始する。
新製品はそれぞれセラミック砥粒の「セラボンドX」とノンセラミック砥粒の「プレミアム」を用意。快削性を追求し使用時の振動を抑えた。切断の上位機種は従来品より切断速度が30%アップしつつ同等の寿命を保ち、作業効率向上とコスト削減を両立した。
新製品の切断砥石の切れ味を体験するデモンストレーションでは、特別ゲストとしてタレントのセイン・カミュさんが登場。「セラボンドX」と「プレミアム」を実際に使用し、切れ味や振動の少ない快削性をアピールした。