図解でナットク!生産管理入門 よい製品を作るためのものづくりの仕組み
「生産管理」が生産現場全体の動きを安定させ、動かす
メーカーの生産現場では営業部門や設計部門、調達部門、生産部門、物流部門など、社内のさまざまな部門との連携と調整が適切に行われることで、お客様の要望を実現できます。製品が作られるための条件やものの流れは、生産管理の専門の部門の方はもちろんですが、生産に携わる全従業員が知っておくことで、より良い製品づくりが実現するのです。
こうした、生産現場全体の動きを安定させ、動かす役目を「生産管理」が担います。
本書では、製造業におけるものづくりの仕組みとともに、生産管理を丁寧に解説します。生産管理に携わることになったばかりの方や、メーカーに入社したばかりの新入社員など、初級者が理解できるやさしい解説と構成です。より理解しやすいよう、1項目を見開きで解説し、各項目には図を掲載しています。読み進めやすい構成です。
著者・古谷賢一氏のおすすめポイント!
本書は、製造業に入社して間もない新入社員や若手社員のみなさん、そして、これから「ものづくり」の世界を志す学生のみなさんに向けた入門書です。
製造業であたりまえのように使われる「生産管理」という言葉を、うまく説明できる人は会社の中でも、それほど多くはありません。本書は「生産管理ってなんだろう?」、「工場ではどんなことが行われているの?」という素朴な疑問に対して、やさしく丁寧に答えています。
工場では、製品をつくるために、材料をそろえ、生産の順番を考え、作業を分担し、納期に間に合うように調整しながら仕事を進めていきます。こうした一連のしくみを見渡し、うまく回していくのが「生産管理」の役割です。
本書では、専門的な用語をなるべく使わず、誰にとっても身近でイメージしやすい事例(たとえば、バーベキュー)を多く用いながら、生産管理の基本的な考え方や工場の動きを「ざっくり」、でも「正確に」理解できるように構成しています。
工場に配属されたばかりの方が読んでも「なるほど!」と納得できる内容に仕上げていますので、若手社員の教育に悩む上司の方にも、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。この本をきっかけに、ものづくりの現場や工場のしくみに興味を持つ方が、一人でも多く増えてくれることを願っています。
編集担当Tのおすすめポイント!

著者・古谷先生には、分かりやすく、幅広く生産管理を捉えて、「生産管理の教科書」になるよう心掛けていただきました。
生産管理を知るためには、メーカーの仕事の全体像を理解する必要があります。その点を押さえたので、「製品を作る」ということがよくわかります。そして、企業の命題でもある「より良い製品を作る」ために必要な生産管理の姿を提示します。
出版年月日 2025/07/25
ISBN 9784526083990
判型・ページ数 A5 ・ 160ページ
定価 2,420円(税込)