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展示会

2025.07.24

<展示会レポート>タイ・バンコクで「Manufacturing Expo2025」が開催

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東南アジア諸国連合(ASEAN)を代表する機械・技術イベント「Manufacturing Expo2025」が、6月18日~21日の4日間、タイ・バンコク国際展示場(BITEC)で開催された。展示会は①プラスチック製造「InterPlas Thailand 2025」、②金型製造・メンテナンス「InterMold Thailand 2025」、③自動車部品製造「AUTOMOTIVE MANUFACTURING 2025」、④表面処理と塗装「SURFACE & COATINGS 2025」、⑤組立・自動化技術「ASSEMBLY & AUTOMATION TECHNOLOGY 2025」、⑥電子機器製造「NEPCON Thailand 2025」、⑦工場や商業施設の設計・メンテナンス「FACTECH 2025」-の7つの分野別展示会で構成され、生産性向上やコスト削減、収益増加などの課題に対応するソリューション技術・製品が紹介された。主催者はRX Tradex、30カ国から2000社を超えるブランドがブースを出展した。同時開催された「AUTOMOTIVE SUMMIT 2025」では、自動車産業におけるAI(人工知能)の役割について議論された。生産ラインの生産性向上や効率化に繋がる100以上のセミナーが開催され、4日間の会期中に88,445人(前回は83,600人)が来場した。
開会式ではエーカナット・プロムパン工業大臣は、「展示会がスマートな製造業の変革を刺激する原動力となる」と期待感を示した。

開会式ではエーカナット・プロムパン工業大臣は、「展示会がスマートな製造業の変革を刺激する原動力となる」と期待感を示した。

ファクトリーマックスブースには日系企業が多数出展

ファクトリーマックスブースには日系企業が多数出展

ソディック

ソディック(タイランド)は、高速・高性能ワイヤーカット放電加工機「AL i Groove(アイ・グルーヴ)+ Edition series」を中心に紹介。ワイヤ回転機構により特に高板厚ワークの仕上げ加工の際に、面スジの改善やワイヤ消費量を低減。消費電力の大幅な削減と、従来のモデルと比較して生産性が20%向上した。
ファクトリーマックスブースには日系企業が多数出展

ミツトヨ

ミツトヨは、高精度高さ測定機「リニヤハイト LH-600F」と耐環境性に優れたCNC三次元測定機「MiSTAR 555」を中心に出展した。“測定室から生産現場”をコンセプトとするMiSTARは、現場環境下(10―40度)での測定精度を保証。ソディック製の形彫り放電加工機「EDM AL60G+SRC80」とコラボした加工精度補正のデモを披露した。
ファクトリーマックスブースには日系企業が多数出展

日進工具

日進工具は3枚刃のボールエンドミルで高能率・高精度加工を実現する「CBN3枚刃ロングネックボールエンドミルSSPB320」を新商品として紹介した。従来の2枚刃と比較して、約2倍の工具寿命・高能率加工を実現しトータルコスト削減に貢献する。R0.1―R0.5まで全24サイズ。
ファクトリーマックスブースには日系企業が多数出展

タキゲン製造

タキゲン製造は、手を汚さずにケーブルを巻き取るEV充電サポート金具「K-460-M EVケーブルワイヤーリール」や工具不要で、食品や半導体業界などの配管設備向け「ファスナー型へルールクランプ1.5(写真)」などを展示した。約8,000点にも及ぶ製品ラインアップにより、あらゆる製造業のニーズに応えていく。
ファクトリーマックスブースには日系企業が多数出展

JETRO

日系企業の製造業DX推進やタイ市場への海外展開を支援するJETROバンコクブースには、マニュアル作成・共有システム「Teachme Biz」を手掛けるスタディスト、AIを活用した数量の即時集計ソリューションを提供するユアサ商事など日系メーカー8社が出展。製造業のデジタル化や省人化ニーズを紹介した冊子「製造業DXカタログ」を配布した。
ファクトリーマックスブースには日系企業が多数出展

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