icon-sns-youtube icon-sns-facebook icon-sns-twitter icon-sns-instagram icon-sns-line icon-sns-tiktok icon-sns-etc
SEARCH

機械設計 特集「生産革新のカギを握るロボットSIer」

2025.11.19

AI 技術とロボットを融合した組立機自動化を実現ー日本設計工業【PR】

  • facebook
  • twitter
  • LINE

【SIer 協会会員】

会社概要

 日本設計工業は創業50 年を迎えるマテリアルハンドリングシステムの専門メーカー。従業員数150 名で上海・台湾にグループ会社を持つ。製品を納める先はFPD(液晶PDP)・自動車関連製造システムをはじめ製薬設備・インテリジェントビル・病院・検査センター内システム搬送など多岐にわたる。
 「企画、設計、製作、制御、情報システム、保守メンテナンス」などの技術を駆使し、マテハンシステムでオンリーワンの企業を目指す。

ロボットSIer 事業の特徴、今後の展望など

 マテリアルハンドリングの専門メーカーとしてスタートし、その後多種業界に製造ライン構築を提案~メンテナンスまで一貫で提供。特にロボット導入のライン提供は1990 年代から開始し、その歴史は古い。
 日本設計工業の強みは①トータルエンジニアリングを主としたラインビルダー②ロボット周辺搬送機器を当社標準品として取揃えている③自動車・液晶・半導体・医療・医薬・化粧品・食品・建築資材などの数多い業界へ参入④ラインビルドするための広い工場スペース⑤ SIer 業務に携わる人員が約100 名在籍⑥ヒューマンロボットを活用した協働型の導入実績多数、など幅広い業界での実績と標準品・リソースだ。今後は製造現場の多様化・高度化の需要が高まる中で、SIer として30 年以上培った経験とノウハウを活かし、リアルタイム監視・メンテナンス・予知保全システム構築等顧客目線に立つSIer を目指す。

導入事例【AI 技術とロボットを融合した組立機自動化を実現】

 昨今、AI やIoT 技術を使用した画像処理や遠隔モニター・操作・予知保全システムが発展してきている。特に、生産性向上を目的とした組立・検査工程に、無人化を実現している例は多い。
 ここでは、アルミフレームを接続するイケール部品の組立システムの事例を示す。この組立部品は、L 字型のダイキャストに2 組のボルト・平ワッシャ・スプリングワッシャ・板ナットを締め込むもので、年平均5 万個の組立を手作業で行っていた。この作業を3 台の協働ロボットを使用して完全無人化を実現した。人型ロボットにて部品の挿入・ねじ込み作業、スネーク型ロボットにて、イケール部品のピッキングと完成品の収納、双腕スカラロボットにて小物部品の供給機への供給を行っている。この3 台のロボットには、全てビジョンカメラを搭載し、完成前後のイケール部品を取り扱うスネーク型ロボットには、機械学習を司るAI 機能を有している。システム内には、供給部品の表裏を検査する自社開発のAI ビジョンを取り入れた。
 また、無人化システムのフォローとして、システム全体を遠隔リアルモニタリングや生産状況・各部位の故障を通報するIoT 技術も取り込んでいる。

導入効果

 本作業に年間(163 時間/人)要していた人件費を完全無人化できた。協働ロボットの特徴である、移動前提の複数システムへの応用。本システムの休止時に、別システムへの展開を実現。手作業による表裏部品組付けミスの排除。
 自社開発AI ビジョン応用の表裏検査機によりミス「0」を達成。
【お問い合わせ】
静岡県浜松市中央区大原町500
TEL:053-543-9966 
URL:https://www.nissetsuko.co.jp/

関連記事