4月22日から24日にかけて、「電子製造の新たなビジネスチャンス」をテーマに掲げた「NEPCON China 2025 中国国際電子製造設備・マイクロエレクトロニクス産業展」が上海世博展覧館で開催された。
同展では、「革新」をキーワードに6つのエリアを展開。世界最先端の「電子製造ソリューションエリア」、「カーエレクトロニクス・低空飛行コア部品分解エリア」、「人型ロボットコア部品分解エリア」、「半導体封止・テスト技術エリア」、「オートメーション&スマートファクトリーエリア」、「中国静電防止産業展およびエレクトロニクスクリーンエリア」が披露された。
中でも注目を集めたのは、カーエレクトロニクス・低空飛行コア部品分解エリアで展示された、極氪(Zeekr)の最新型スマートカー「極氪007GT」。来場者はその革新的な機能を間近で体験し、次世代モビリティの魅力を実感した。
さらに、今年初の展開となった人型ロボットコア部品分解エリアでは、35点以上の主要部品展示に加え、6種類の人型ロボット本体、および具現化したインタラクティブ展示が来場者を魅了。3日間にわたって開催された技術セミナーには20名以上の専門家が登壇し、最先端技術の可能性を披露した。
展示会期間中には、先進電子製造、AI、半導体封止・テスト、車載エレクトロニクス、人型ロボット、低空飛行、新エネルギー製造などのホットトピックをカバーする29のフォーラムが開催され、業界関係者に新たな視点とインスピレーションを提供した。
さらに、「NEPCON電子製造カーニバル表彰式」では、業界のトップ企業から集まった代表者たちが一堂に会し、優れたリーダーや模範的企業の成果を讃え合った。
同展では、東南アジア市場への取組みにも力を入れ、「ベトナム&タイデー」イベントを開催。70社以上の現地製造企業が参加し、技術セミナー、商談会、工場視察を通じて現地市場のニーズと投資機会を深掘りし、新たな協力の可能性を模索した。
次回は、2025年10月28日から30日に深圳国際会展中心(宝安館)で「NEPCON ASIA」が、さらに2026年4月21日から23日には再び上海世博展覧館にて「NEPCON China」が開催される予定だという。