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型技術

2025.05.27

ソディック、加賀事業所で最新技術・製品を紹介するイベントを開催

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 ソディックは、5月22~23日の2日間、加賀事業所(石川県加賀市)で同社の最新技術・製品を紹介するプライベートイベント「ソディック最新技術 SENTANの製品紹介2025」を開催した。同イベントでは第1~第3工場と第8工場、マルチファクトリーの5つの建屋で同社の放電加工機やマシニングセンタ(MC)、射出成形機、金属3Dプリンタなどを展示。これらの産業機械およびその製造現場が見学できるガイド付き見学会を実施した(図1)ほか、同社の最新技術や加工事例などを紹介するセミナーも開催した。同イベントには2日間で約1,000人が訪れた。
図1 マルチファクトリーでの見学の様子

図1 マルチファクトリーでの見学の様子

 マルチファクトリーでは、放電加工機とMCを展示。ワイヤ放電加工機「EXC100L+」(図2)は、オールセラミック製ボディと静圧軸受けエアスライダによる完全非接触XY直交テーブルが特徴で、サブμmレベルの加工精度を実現する。展示では生成AIの普及で需要が高まっているAIデータセンターで使用される多心光コネクタ用部品「MTフェルール」向け金型の加工事例を紹介。φ0.125mmの16個の穴を0.25mmピッチで位置精度±0.30μm以下で加工できる点をアピールした。
 このほか、MTフェルールの製造・生産ソリューションとして、微細下穴加工用の細穴加工機「K3BL」や第3工場で射出成形機「LP20EH4」と自動化ライン(図3)を紹介した。
図2 ワイヤ放電加工機「EXC100L+」

図2 ワイヤ放電加工機「EXC100L+」

図3 射出成型機「LP20EH4」と自動化ライン

図3 射出成型機「LP20EH4」と自動化ライン

 第8工場では、ワイヤ放電加工機「AX350L "i Groove + Edition"」と形彫り放電加工機「AL40G+」、産業用ロボットを搭載したAMR、オートワークチェンジャー「SR12」を組み合わせた自動化ラインを提案(図4)。また、金属粉末造形からミーリング加工まで対応する金属3Dプリンタ「OPM250L」、積層造形の途中に一定間隔で冷却し残留応力を開放することで造形物のそりを抑制する技術「SRT工法」などをアピールした。
図4 放電加工機やAMRなどを組み合わせた自動化ライン

図4 放電加工機やAMRなどを組み合わせた自動化ライン

 第1工場では「放電加工機 最先端機能および加工事例」や「レーザー加工の最新技術」と題したセミナーを開催(図5)。参加者らは、放電加工機のワイヤ回転機構や省エネ化などを特徴とする「i Groove + Edition」の紹介や、同社が2024年から手がけるフェムト秒レーザー加工機の技術の特徴や加工事例などの解説に耳を傾けた。 
図5 セミナーの様子

図5 セミナーの様子

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