
板厚1.0 ~ 1.2mm、厚いものでも2.0mmまでの冷間圧延鋼板にたくさんの穴があいているプレート部品です。板厚1.0mm と1.2mm に対して、それぞれφ 0.6 とφ 0.8 の穴が100 ~ 150 カ所もあけられていますが、その状態でもプレートには高い平坦度が求められます。この精度が悪いとバルブボディでプレートを挟んだときに隙間ができ、油圧の変動時に油がリークして変速できなくなるからです。そのほか加工時の打痕やキズ、耐摩耗性を付与するための熱処理による変寸への対策、あるいは仕上がりのばらつきを抑えるための素材化学成分のコントロールも必須となり、これらの要件をすべて量産金型にフィードバックできるというのが当社の強みです。