
いわゆる「つぶす」「張り出す」などといった加工を目的に昨年9 月に導入しました。順送型に必要なベッドサイズを確保するため400t を選択しました。一般的なクランクプレスでは、荷重の一部がボルスタに逃げたり、スライドをたわませるなどしてつぶしきれないことがあります。サーボプレスという選択肢もありましたが、長い目でみるとシンプルな機構であるナックルプレスに軍配が上がりました。さっそく、電磁弁に使う深絞りカバーの加工を開始します。もともとは他社がトランスファプレスで20 工程ほどをかけて製造していた部品ですが、これを順送化しました。深さは50mm 以上と深く、肉厚も3 段階で可変していくので、ナックルプレスのモーションが活きてくる部品でした。今後、さらに板厚変化の大きい部品にもチャレンジしていくつもりです。