
父親(現会長 山元文夫氏)が東京墨田区のプレス加工メーカーで10 年ほど勤務したのちに独立して作ったのが当社です。もともとの勤務先の社長は同じ静岡出身で地元も同じ。電気技師の仕事をさせてくれると聞いて就職したものの、いざ入社すると金型設計部に配属されたそうです。ひたすらブラウン管向けの部品の金型を設計して金型のいろはを学び、技術者養成のための学校にも通わせてもらったそうです。
10 年ほど経った頃、自分でやってみたくなり、社長に相談すると「一人だとたいへんだろうから、仕事を回してやる」と応援してくれたそうです。1964 年、埼玉県草加市の自宅横の建屋にけとばしプレスを3 台導入し、金型を作りつつ量産も始めました。高度経済成長期も重なり仕事は順調に増えて、すぐに自宅横の工場が手狭になったため、1973 年に現在の越谷に移転して同時に法人登録しました。